トップページ > スカラシップレポート > 小宮貫太郎 - 2020年 10月

2020.10
小宮貫太郎

学術部門 - 第46回生
DePauw University

直近の活動報告

 以前、「2020」といえば日本では(かつては)「東京オリンピック」のことで、アメリカでは「大統領選挙」のことだ、と書きました。そして今、あれほど先の出来事と思っていたその選挙までいよいよあと3日後となりました。率直に言って、時間の流れの速さが信じられません。この選挙については、春、唐突に訪れたコロナ危機の中でバイデン氏が民主党大統領候補に決まったのを知り、その後はひたすらトランプ現大統領のコロナ対策の失敗に関するニュースを見聞きしてきて、本人の感染を含めた大ニュースが連続した今月いっぱいまで、ずっと意識してきました。それだけに、いよいよかという気持ちと、パンデミック下の選挙という特性上、113日に全てが決まらない可能性も高いということや、この4年間(自分がアメリカに来て過ごした全期間です)で高まった社会の分断によって何か事件が起きるのではという不安もあり、なんとも言えない週末を過ごしています。

 自分にとっては、残りきっかり2ヶ月に迫った卒業後の予定についても、ある程度この選挙の結果に左右される部分があるので、それを見極めた上で、11月は大学生活の総じまいを始めていこうと思います。

 授業

経済学のシニアセミナーでは、マリファナ合法化(公共政策・法と経済学)および大交易時代のアジアへの影響(経済史)についてそれぞれ論文を書き上げ提出しました。特に前者については授業内でのプレゼンテーションの順番が回ってきたので、既に全国レベルで合法化したカナダでのデータと、費用便益分析に基づき、合法化を進めるべきという立場からディベートをリードしました。

 最後の学期ながら、これまでで最もリベラルアーツらしいと言えるかもしれない内容を学んでいるのが、リクワイアメントでとっている教育学のクラスです。今月は、未成年犯罪の扱いからアメリカの差別的な大量投獄・監視社会を批判的に論じた”For the Children?”と、20世紀のアフリカ系アメリカ人文学に現れる「静かさ」を扱った”The Sovereignty of Quiet”2冊を読み、大人/子供・人種・ジェンダーなどの社会的なアイデンティティがいかに作られているか、そして(ただ脱構築して終わりではなく)それらの関わる社会課題に正面から向き合うにはどうしたらいいか、をディスカッションしました。

 インターンシップ
先月末からパートタイムで編集部インターンをしているメディア・Rest of Worldでは、現在、同僚と二人で日本のテクノロジーに関する雑誌記事のための取材を行っています。このインターンシップも5週目に入り、この時点で記事を一本も出せてなかったことを非常に負い目に感じていたのですが、元々月15本程度という非常にスローなペースで記事を出す媒体であり、これぐらいが普通と言われたことが逆に驚きでした(夏の勤務先では、5週目までに20本以上ニュースを書いていたので)。署名記事以外では、ニュースレター向けのサマリや、リサーチなどアシスタント的な仕事を多くこなした10月でした。

今後の予定

11月:学業の面では、中間試験や課題が相次いで舞い込んでくるので、それらにまず注力し、成績を保ち続けます。一方喫緊の課題が、卒業後のアメリカ在留に向けたOPT申請やインターンシップ/フェローシップ応募であり、こちらも的を絞って、できることは何でも取り組んでいきます。また現在のインターンシップでの目標(雑誌記事を少なくとも2本書く)に向けて、時間を見つけてリサーチ・取材・執筆を行なっていくつもりです。