トップページ > スカラシップレポート > 大地脩介 - 2020年 12月

2020.12
大地脩介

学術部門 - 第48回生
シカゴ大学大学院化学科

直近の活動報告

年末の連休ゆえにシカゴから人が減ったのか,最近は感染者数が減ってきた気がします.12/20頃よりキャンパスからも人はかなり減りましたが,研究室への出入りは引き続き許されているのでクリスマス以降も変わらず実験等をしていました.コロナ禍にはすっかり慣れてしまいましたが,人と話さない時間が多いので久しぶりに日本に帰りたいなという気持ちも少し芽生えてきました.ですが研究に専念できるという点では良いことだと思います!
研究に関して,以前より取り組んでいる2つのテーマに引き続き取り組みました.1つ目のロジウム触媒に関する反応については,先月取り組んだ出発物質の合成経路の見直しにより目的反応により専念出来るようになったお陰で,これまで2日かかる反応で40%程しか得られなかった化合物がわずか1日で50%得られるようになりました.この反応では4〜5種類以上の化合物が得られ,目的化合物を主生成物として選択的に得るための各パラメーターの調整が大切でしたが,その中で3つのkey factor(温度,酸性度および基質の金属触媒中心への配位の促進)を仮説を基に上手くコントロール出来ました.今後は更なる条件検討を行って60%越え出来るか試しつつ,選択性を変化させてもう1種ある重要な化合物を主生成物として得る方法を探索するつもりです.どちらも試していないアイデアが幾つもあるので結果が楽しみです.このテーマに関して今後もやることは多いですが,夏までに納得できる形で論文として形にしたいです.

安価な金属を用いた炭素−炭素結合の官能基化に関しては教授との議論の末新たな反応系をいくつかデザインして試してはいるのですが今のところあたりは引けていません.現在のデザインにはいくつかの問題があるとも感じているので(金属のルイス酸性による副反応,現在ターゲットにしている金属固有の反応性による副反応など)引き続き文献調査しつつアイデアを広げていきたいです.

今後の予定

2021年もこれまで通り研究活動を中心に頑張ります!