学術部門 現役奨学生

第49回生
李 為達
Edward Li

コンピュータサイエンス

米国 コロンビア大学

【略歴】
2001年栃木県生まれ 2017年聖光学院高等学校

【賞歴】
2017年パソコン甲子園 予選会二位(本選辞退) 2018年RoboCup Japan Open Robocup@Home部門 優勝 2018年S-ISEF ファイナリスト 2019年第33回人工知能学会全国大会 高校生初の論文発表者 2019年Peakers機械学習ハッカソン 第三位 2020年エグルストン奨学生 選定

【自己紹介】

高校時代の大半は「チャットボット」と呼ばれる人間と対話する人工知能のモデル化に関する研究開発に携わりました。
従来のチャットボットは外部から受け取った会話文を文法的に分析して人間への返答となる出力を考えるという、ある意味では会話文の「表皮的な情報」のみを利用する対話システムが殆どです。しかし、これらのシステムの一番大きな欠点は、私たちはコミュニケーションを取る際に無意識に会話の方向性を左右する感情や、会話の意図などといったような「潜在的な情報」を疎かにしているというところです。
僕の研究はこのような会話の方向性に影響を与えるような潜在要素を特定し、それらを入力文から抽出し出力の生成を行うという自らのアイデアに基づくチャットボットの開発及び検証です。大学ではコンピューターサイエンスを専攻しながら脳科学を副専攻し、将来は人間のように人と会話ができる対話システムの開発及び実用化を目指して日々開発を続けています。

【活動レポート】