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奨学生活動レポート

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2019.11
緒方 良行 Yoshiyuki Ogata

 私は小学五年生の頃、スポーツクライミングと出会いました。出会ってからすぐにこの競技の虜となり、これまで約10年間スポーツクライミングに没頭してきました。 私が初めて日本代表へ選出されたのは16歳の時でした。高校時代、県内有数の進学校へ通っていた私にとって競技と勉学の両立は簡単なものではありませんでした。慎重に悩んでいた大学進学において、決め手となったのはやはりオリンピックでした。2015年夏、スポーツクライミングが東京オリンピックで新種目として追加されることが決まりました。私は競技に専念することを決め、現在在学中の神奈川大学へ進学することを決めました。

 進学後も日本代表として数多くの国際大会へ出場させていただいています。大学一年生でのアジア選手権優勝はシニアレベルでの国際大会初優勝となりました。これに勢いつき、大学二年生では世界ユース選手権でボルダリング・リードの二冠を達成し、ワールドカップでも初めて表彰台へ立つことができました。さらにこの年、四年に一度のみ開催されるワールドゲームズでも優勝することができました。今年2019年ではワールドカップでの初優勝を遂げ、そのままワールドカップ年間ランキングでは三位に入賞することができました。

 スポーツクライミングはボルダリング・リード・スピードの三種目から成り、東京オリンピックではこの三種目全てを一人の選手が競います。三種目全てを同時に練習することは容易なことではなく、身体のメンテナンスや時間の効率的な使い方が重要となります。日本には三種目か同所に充実した施設が未だ少ないため、これまでにも海外へ合宿を組むことが多々ありました。単身でヨーロッパへ発ち、現地の選手と共にトレーニングをすることで、他国の考えた方やスポーツクライミングにおけるさまざまな知識を共有することができます。また、滞在中は他国選手の家へ宿泊させていただいたり、その都市を案内していただくこともあり、練習以外でも身になることを多く経験させていただいています。さらに、ワールドカップをはじめ、国際大会等で再会する際には友好に交流することができるので、競技中に過度に緊張することなく自分のパフォーマンスに集中することができます。

 私は現在、来年のアジア選手権へ向けて練習に励んでいます。ここで優勝することは、東京オリンピック選考において、かなり重要となります。先日の大会で、自分の課題が明確になりました。それに向けたトレーニングに励み、さらにレベルアップした自分に出会うのがすごく楽しみです。 先にも述べたよう、周りの方々に支えられながら、こうして競技に専念することができます。選手である以前に人間として、感謝の気持ちを忘れることなく、これからも競技に専念させていただきたいと思います。宜しくお願い致します。