2022年4月からの4年間、どんなときでも変わらず暖かく支えてくださった江副記念リクルート財団の皆さまに、心より感謝申し上げます。
財団に所属した当初、私が掲げていた目標は世界の舞台で戦い、常に決勝に残って表彰台争いをできる選手になることでした。財団に所属する直前に出場した北京オリンピックでの悔しい経験が、この4年間の全てにおける大きな原動力でした。大会で良いパフォーマンスをするために、技術面だけでなく体づくりやメンタルの面でも着実に成長することを目指し、オリンピックでのメダル獲得という目標を無事に達成することができました。この4年間で大きな怪我や壁に直面することもありましたが、その一つひとつを乗り越える過程で選手としての確かな成長を感じることもできました。

そして、財団の支援があったからこそ挑戦できたことも多くあります。遠征やトレーニング環境の整備をはじめ、不調や怪我で落ち込んだ時でも毎月のスカラシップレポートで同じように世界を相手に戦う仲間たちの活動を知れたことで、自分の選択を信じて進むことができました。競技に集中できる環境を用意していただけたことは、非常に大きな支えでした。

これまでの競技生活では、順調に進むときもあれば思うように結果が出ない時もありました。怪我のリスクや日々のコンディションの変化が大きく、気持ちが揺れる瞬間も多くありましたが、そのような中でも財団の存在は常に私を支えてくれる大きな力でした。結果に関わらず、挑戦し続ける姿勢を応援してくださっていると感じられたことで、どんな状況でも競技に真摯に向き合い続けることができました。
また、江副記念リクルート財団で過ごした時間は単なる「支援をいただく期間」ではなく、むしろ多くの学びと刺激に満ちた4年間でした。特にスポーツ部門での交流会や年に一度の総会では、さまざまな競技、さらにはスポーツ以外の分野で活躍されている方々のお話を伺う機会があり、普段の競技生活ではなかなか触れられない価値観や考え方に触れることができました。視野が大きく広がり、明るいエネルギーをもらえるかけがえのない学びの場でした。

これからも財団とともに活動される皆さんには、この環境をぜひ積極的に活用し挑戦してほしいと思っています。支援していただけるという安心感はもちろんですが、それ以上にここでの経験が自分の力になり背中を押してくれると感じています。
私は江副記念リクルート財団を卒業した後も、より高いレベルを目指して挑戦を続けていきたいと考えています。そしていつか、自分自身の活動が誰かの挑戦に繋がるような存在になれたら嬉しく思います。



