奨学生プロフィール
大竹 紗央 Sao Ohtake
専攻:ファインアート
所属:米国 ニューヨーク大学大学院
感情と向き合い、抱えている不安やストレスを自己解析することで、それらは軽減されていく。社会に目を向けると、多くの人が多忙により自分の感情と向き合えずに心身を疲弊させながら生活している。そこで、身近で人の心に影響を与えやすい「空間」という存在を感情と向き合えるような「場所」に作り変え、そのような人々を癒して楽しませることができたら、人々が今よりもアートを生活の一部として取り入れてくれるのではないかと考えた。現在はcreative codingやマイコンボードなどを作品の中に組み込み、空間や観衆の動きに反応して展開する作品、「インタラクティブインスタレーションアート」を制作している。
略歴
2000年 | 愛知県生まれ |
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2015年 | 金城学院高等学校 |
2017年 | Huron High School |
2019年 | School of the Art Institute of Chicago |
2023年 | ニューヨーク大学大学院芸術学部/Interactive Telecommunications Program |
賞歴
2018年 | Early Summer College Program Institute at School of the Art Institute of Chicago, Merit scholarship ($1,000) |
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2020年 | #TinyArchitect Contest 3rd Place Winner The #TinyArchitect - Architecture is Everywhere contest was co-hosted by JAPAN HOUSE Los Angeles and Sou Fujimoto Architects |
レポート
年月 | レポート種類 | タイトル |
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2021年10月 | 活動レポート | 作品を通して感情と向き合える空間。自身の感情と対峙し見えてくるもの。 |
No title: The Torii Gates
空間に神社を作り上げた。神社に馴染みのないアメリカのクラスメイトたちが、自分との接点を見つけ出して、心地よさや親近感を持つことを知った。ルーマニア出身の教授は、鳥居の色と形を見て自国の伝統的な馬の装飾を連想して、望郷について語った。
Hand Shaking Project 1
スウェーデンを訪れた際、人々がモザイク画やビデオアートなどを目印に待ち合わせをし、アートを鑑賞しながら会話を楽しんでいる様子を見つけた。この時、作品と観客との間の双方向的な関係性はもちろん、都市空間の中で行われる人同士の交流によっても日々のストレスは昇華され、良質なエネルギーに変換される可能性に気がついた。
不死鳥
世界は常に変化している。『不死鳥』の着想は2020年新型コロナウイルスによる社会活動の制限により芸術が沈黙を余儀なくされていた頃に遡る。いかなる時代においても芸術は社会を映し、共感と感動を生み、決して屈することなく蘇る。ここでの『不死鳥』は芸術そのものと重ね合わせている。(作曲家・森円花氏とチェリスト・上野通明氏とのコラボレーション作品)