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吉見友貴さん
(ピアノ)

吉見友貴 明日への扉

2022.9.9(金) 19:00
紀尾井ホール

◆プログラム
ヤナーチェク:霧の中で
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ op.87 ~第15番変ニ長調
<休憩>
シューマン:交響的練習曲 op.13

今年度から当財団奨学生に仲間入りした吉見友貴さんが、以前から憧れていたという紀尾井ホールでリサイタルを開きました。2021年はエリザベート王妃国際音楽コンクール、2022年はヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールと、続けて大きなコンクールに出場されました。 現在米国のニューイングランド音楽院に留学中の吉見さんですが、ここ数年の活躍についてどう感じているのかお聞きしました。

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Q1. 紀尾井ホールでの「明日への扉」シリーズに出演するのは、以前からの憧れだっとお話されていましたが、終わられて何を感じでいますか。

終えた今感じることは、紀尾井ホールでリサイタルができたという達成感と、またここで弾けるように頑張ろうという気が更に引き締まった思いでいっぱいです。そして、反省点もたくさん見つかったので引き続き勉強に勤しみたいと思いました。



Q2. 2021年はエリザベート王妃国際音楽コンクール、2022年はヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールと続けて大きなコンクールに出場されました。 得たものは大きかったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

2年連続して世界的に大きなコンクールに参加できたことは、自分にとって大変大きなことでした。自分の演奏に自信を持つことができたと同時に、コンクールでベストの演奏をすることが如何に難しいことかを実感しました。

エリザベート王妃国際音楽コンクール


Q3. 2020年9月からニューイングランド音楽院に入学されて、2年が過ぎました。この2年は留学、コンクール、演奏活動と、大きく飛躍された2年ではないかと思いますが、 ご自分の実感はいかがですか。

自分自身でも物凄いスピードで成長できているのではないかと感じております。やはり環境が変わるだけで刺激の大きさも違いますし、ここに来たからには精一杯頑張らなければ、という思いで日々勉強しています。

ニューイングランド音楽院にて

Q4. 中学に上がる時に、ピアノのために広島から上京されたという記事を読みました。その当時からピアニストになりたい、という強い志を持っていたのでしょうか。東京に出てくることに不安はなかったですか。

正直なところまだ自分も子供だったので不安は感じませんでした。()しかし自分の中でも大きなターニングポイントだと感じていて、ピアニストを目指す覚悟が決まった瞬間でもありました。

Q5. 今後どんな音楽活動をしたいと思っていますか。今後演奏活動をする中で何を一番大事にしたいと思っていますか。

強い信念を持つこと、そして本物の音楽家でい続けることを大事にしたいと思っております。

Q6. 4重跳びができるとか。すごい運動神経ですね。普段、ピアノ以外にどんなことをされていますか。

最近はジムで筋トレをしています。決してピアノのために始めたわけではないのですが。成果が目に見えて実感できるのがとても楽しいです。 (それ以外は基本的にダラダラした生活を送っております)

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ピアニストを目指す覚悟で、中学に上がる時に広島から上京した吉見さん。今では世界的に有名なコンクールで多くのファンの心をつかんでいます。「自分自身でも物凄いスピードで成長できているのではないか」と感じているとのこと。すごいスピードで世界が広がり、それを自分のペースで楽しんでいるように感じます。これからどんなピアニストに成長していくのか、追いかけるのが楽しみです♫