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奨学生活動レポート

music

2019.12
辻 彩奈 Ayana Tsuji

東京音楽大学に入学してもう4年、あっという間に卒業の学年になりました。高校で上京して7年、親元を離れての寮生活ももう最後の年。なんだか寂しい気持ちです。 また、この秋からパリでの生活も始まりました。毎年夏に行っていたいしかわミュージックアカデミーで出会ったレジス・パスキエ先生にご指導いただきながら、パリの素敵な街並みの中での穏やかでゆるやかな生活を楽しんでいます。

初めての自炊の経験をしたり、集中して音楽と向き合う時間もたくさんとれます。美術館に行ったりコンサートに行ったり、公園を散歩したり、、他にも大好きなお買い物をしたりと、リラックスできる時間も増えました。全然わからなかったフランス語も、少しずつ頑張っています!

この1年は、たくさんの新しい挑戦や新しい経験に恵まれていました。無伴奏バッハ全曲演奏会に挑戦したり、スイス・ロマンド管弦楽団との初めてのツアーや、海外での演奏会やそこで出会った演奏家の人たちとのアンサンブル、、、数え切れないくらいのたくさんの学びの場がありました。素晴らしい環境に身をおいて、たくさんの方に支えていただいていること、感謝の気持ちでいっぱいです。 一方で、こうした環境に身を置かせて頂いていることで、毎日悩むことの連続です。自分がどんなキャラクターの演奏家になりたいか、自分の表現や自分の音を追求したり、レパートリーの幅を増やしたり、、、精神的に自分の弱さを実感するときも多々あります。 迷ったり悩んだりすることは尽きませんが、そのぶん新しい自分を見つけたり、音楽を通して考えた方が変わったこともたくさんありました。 こうして自分自身と向き合うこと、精神的に強くなること、また人間的に成長することに今は重きをおいて、勉強しています。大好きな音楽やヴァイオリンを通して自分が成長できたと感じた瞬間は、すごく嬉しくて、心から喜びを感じます。

これからも、たくさんのご支援をいただけていることに感謝をしながら、音楽のことはもちろん、人間的な面でもさらに成長していけるよう地道な努力を重ねていきたいです。