トップページ > 奨学生活動レポート > 山口 夏子 – 2021.4

奨学生活動レポート

academic

2021.04
山口 夏子 Natsuko Yamaguchi
>プロフィールはこちら

将来の夢、そしてその夢や現在の学びの場所を目指したきっかけは?

現時点での将来の目標は、学術研究の体制が整った環境下で自身の興味を探求すると同時に、将来の科学者育成にも貢献出来るリサーチ大学の教授になる事です。

とは言え、まだ随分先の事ですので、今後の学習過程を経ながら柔軟性を持って決めていきたいと考えていますが、物理学と天文学に関わる仕事に就くという事だけははっきりしています。物理学と天文学は私の情熱の素です。毎日わくわくして仕事に臨める様な人生を送れればと考えています。これらの学問は、私自身は勿論、人間であれば誰もが持ち合わせた知的好奇心や想像力を刺激するもので、日々、学習する事が本当に楽しいです。

天文物理学では先ず第一に我々が発見した宇宙がどのように機能するかを探求します。現在のこの瞬間から、宇宙における時間の始まりや人類が滅亡するであろう数十億年後に起こり得る過程を明らかにしようとするとてつも無く壮大な学問です。天文学が自然科学の最古の学問である理由の一つに、人類の起源や壮大な事象における立ち位置を理解したいという人間の純粋な願望があり、結果、映画やメディア、占星術の文化等、私達の日常でも大きな役割を果たしています。子供の頃に宇宙の百科事典に触れ、高校で物理学や天文学を学ぶ過程において、生来の好奇心が成長し、自然に情熱へと変わりました。

日々の生活、生活環境は?

大学期間中は常に早起きを心がけ、授業開始前にその日の講義内容の準備をしています。宿題を始め、リサーチ、予習復習等、ほとんどの時間を屋内での学習に費やしています。UCLAの四半期システムでは授業のペースが異常に早く、時には作業量の多さやプレッシャーに圧倒される事があるものの、現在の取得科目の殆どが私の専攻に関連している為、学習内容はとても楽しいです。
また現在は一人暮らしの為、日中は料理やその他の家事にも時間を費やします。夜は趣味のアートやお菓子作り、また家族と話したりしています。 各々が離れて住んでいるので、出来るだけ頻繁に連絡を取り合うようにしています。

夢の達成に向けて、日々取り組んでいることや気を付けていることを教えてください!

自分の掲げる目標に近づける様、授業には常に最善を尽くしています。決まり文句ではありますが、日々の地道な努力が長期的には大きな結果に結び付くと信じています。


試験で良い成績を収めるだけでなく、毎週の宿題をこなす事、授業のノートをきちんと取る事、積極的に質問をする事等も大変重要であると考えています。授業以外でもオフィスアワーを利用し、自分だけでは解決出来ない問題について、教授やTAと直接話し合ったりしています。

最後に、これから更に挑戦したいことや、1年間の抱負をどうぞ!

来年度から大学院への出願準備が始まります。夏休みを利用して様々なエッセイを書いたり、GREも受験する予定です。同時に天文学のリサーチグループに参加したり、最後の一般教養科目も終了させる予定です。

今後、授業内容はどんどん難しくなってくると思いますが、現在の成績を維持出来るよう、一層努力するつもりです。

山口 夏子 Natsuko Yamaguchi
>プロフィールはこちら